柚子の甘露煮

本日は、先日おじゃましたブルーベリージャム作り教室の講師をしていた磯野ブルーベリー園さんにお邪魔してきました。もちろんブルーベリーの季節はとうに終わってまして、今は剪定やらなにやら、毎日細かなお仕事をしていらっしゃいます。

毎度そんな忙しいところにふらっと遊びにいっては、園主さんの饒舌をバックに地元のお茶とともに、あれ食べれこれ食べれといろいろなお茶うけをいただいてまいりますのです。

その本日のメニューが”柚子の甘露煮”!!

柚子の甘露煮

庭先で取れた柚子。
中をくりぬいて皮を良い具合に残して削いだら、何度かゆでこぼしてはぐつぐつ、と。
文字で書くとたいしたことないように感じてしまいますけど、とても手間がかかりそうです。今夏、渋皮煮を断念してくりきんとんに逃げたことを思い出します。

そうして作り置きをされた沢山の柚子の甘露煮は、年末年始に訪れるお客様用なのだそうです。おせちからお茶うけまで甘い味付けのものがつづく中、柚子の香りとほんのりした苦味は、口の中がさっぱりとして心地よさそうに感じます。

以前は毎年おばあちゃんとともに作っていたそうですが、仕事もあって家事もあってと、だんだんと作る機会が減ってしまったんだとか。

手間がかかるのは重々承知ですが、出来合いのものをだされるよりも、そういったもののほうが何倍も嬉しい感じるのではないでしょうか? 季節や土地によっても素材、味付けなんかも違ってきたりして、ちょっと一品のなかに物語があって、わたしなんかはひとりにやにやしてしまうのです。

来年は作り方や撮影なんかをぜひに、とお願いして帰ってまいりましたん。でもまぁこの時期だとばたばたしてしまって、また来年、てことになりそうではあるのですけど。

 

そうやって農家さんの庭先をあらためて見渡すと、柚子や柿の木は必ずと言っていいほど植わっています。

中には竹(防風林の意味もあるのですが)、栗、梅に桜、銀杏まで揃っているお屋敷もあったりします。中には落ちるに任せたままのおうちもあって、立派なお屋敷だなぁ、もったいないなぁなんて見ている分には良いですが、手入れや仕込みを考えると恐ろしい。

うん、たまに遊びにうかがうくらいが丁度いいのだなぁと、特にこの時期はそう思いつつ甘露煮を完食。ごちそうさまでしたん。

 

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