先週につづいてまたしても茨城北部、常陸太田市の里見にいってきましたよ。このあたりは凍みコンニャクという昔からの保存食があって、ああ今回こそは、と思いつついつも買い忘れてしまうんですよ。
凍らせて、解凍して凍らせての繰り返しを冷凍庫でして自作しようとも思うのですが、やはり一度は現物を食べてみないと、ですよね。
なので今回は忘れないんだぜ、て出かけたんですが、案の定です、ええ案の定忘れてしまいました。
ということでなんで忘れてしまったかというここれ、“里美カントリーミュージックフェスティバル”が思いのほか楽しくていろいろなことを忘れてしまいました。
かかし祭り会場の奥にはステージからは、バンジョーがかりかりと軽快に聞こえてきます。カントリーとかブルーグラスをあなどっておりました。フィッシュアンドチップスもぐもぐしながら、スタウトビールでも舐めたくなる雰囲気です。
茨城県・城里町のCafeツチノコさんでお会いした、ホスドバンド・万丈童子のメンバーの方に案内していただき、ずんずんとステージの後ろへ。楽屋の中までお邪魔させていただくこととなりました。
けっこうな広さの楽屋には、仙台やら東京やらと遠くから駆け付けた20組ほどの出演者の方々がおりまして、そのあちこちではリハーサルやジャムセッションが繰り広げられております。どちらが会場なのか、よくわからない状況で、これがまた楽しい雰囲気。
なかには初めて見る聞く楽器もあって、”カントリー”ではあるけどなぜだかモンゴルの馬頭琴もあったりして。
こちらはシンガーソングバトキニスト、フルハシ ユミコさんのもの。ビブラートのかかった音は、二胡よりもやわらかで心地よいものでした。
こちらは’30年代のギブソンなどなどのパーツで組み上げたというバンジョー。ギブソンがバンジョーを作っていたことも知らなかったですけど、戦前のモノが現役でかき鳴らされて活躍しているってだけでもうっ!!
それにケースがハードでもふもふ付きだったり、この背面のデザイン!! 愛されてる感満載です。
そういえばこの楽器、名前聞いてなかった! ただ大事そうに抱えているのではないのです!! こうして演奏するのだそうです。
右手で弦を爪弾き、左手で和音を作ります。アコーディオンの弦楽器版のような感じで、その演奏風景がとても愛らしく見えるのでした。
いやほんとリハ中の方々、おじゃまいたしました。
そうして楽屋をおいとまして、秋蕎麦をいただきつつ、しばしカントリーとイベントの雰囲気に酔いつつおとなしく帰ってきたのでした。凍みコンニャクのことも忘れてなっ!!
と、いうことで次回は忘れないことっ。
さてここでの音楽イベントは来週もあるようで、20日には竹原ピストルさんも来るようです。寒くなってまいりましたので、お近くの方は熱い歌を聴きに行ってみてはいかがでしょうか?