ということで、「鰊鉢ができあがったよー」というご連絡をいただきましたので、またまた笠間にいってまいりました。ちょいちょい、ちょいちょいとお仕事のおじゃまばかりしに伺っちゃってすいませんとは思ってるんですけどー
いやまったくいつものことなのですけど写真は撮り忘れてこんなものしかないのですが、
かわいらしいひよこを描いた日常使いの焼き物などを作っている陶芸家さんに作っていただいた鰊鉢はこれっ
ひよことはまた違って、なんとも無骨でシンプルで。
東北地方の保存食を作るにはぴったりな剛健さを感じさせる鰊鉢となりました。わくわくしながら洗って干しておいてます。
“鰊鉢”といったら”身欠き鰊の山椒の葉漬け”を漬けるためだけのもの、春頃のちょっと登場するだけみたいな感じで、たいへんぜいたくな印象をうけます。だってとうぜんですけど、山椒の木の芽時って春頃だけなんだもの。いまの世知辛い世の中、そんな一時だけしか使わない焼き物を持つというのもまたなんとまぁ。
ということで、季節ハズレだということは重々承知しておりますが、さっそく身欠き鰊を買い込んで米のとぎ汁の中へ漬け、ちまちまと山椒の葉を摘んでは重ね、と作っております。
出来上がりは数日後。作り方なんかもまた後日アップいたします。
クセも強く、美味しく食べるのにはなかなかに手間がかかったり、わからなかったりする身欠き鰊ですが、漬物の延長? のこの料理、木の芽時になったらぜひ一度お試しくださいー