今年も大晦日を迎えました。皆さん、今年もいろいろとありがとうございました。
さて、現在当サイトでは、小島さんには「瀬戸屋になる」「笠間の窯人」のふたつの文章を書いていただいています。
それがいいことなのかよくないことなのかはわかりませんが、イベントなどで陶器たちがやりとりされる際、もう少しだけつっこんで、同じ陶芸家から見た各々の作家さんたちの事を知れれば面白いかな、と思って依頼して、約半年で10編ほどの文章を書いていただきました。
年が明けて1月2日からは、笠間工芸の丘では恒例となっている「彩初窯市」が開催されます。第一回目は2000年。今から18年も前になります。
その立ち上げの際、小島さんらが中心になったという話を聞き、作家さんの事を知るのと同じように、イベントの事、たちあげの時の事をのぞかせてもらえたら楽しげだと、本来の「瀬戸屋になる」からは脱線した内容ではありますが、執筆をお願いしました。
私もふくめてですが、えてして他人のやっていることに関して目に入ってくることは上澄みだけということが多いように思います。そしてそれらはとても簡単に思え、好き勝手言ってしまいがちです。それでいいんだと思ってしまうと、自分がなにかしら動く段になってから、その”簡単”なことすら捌くこともできず、ただただおろおろするだけしかできません。そこで変われればよいのですが、たいてはそのまま。終わってしまえば元どおりです。
今回の「瀬戸屋になる」番外編は、特に本番舞台以外はなかなか見る機会がないイベントごとについて、いろいろなところから見るとまた景色が違うんだよ、大変そうだけど楽しげにも見えるね。なんてことを思いつつ読んでいただけると、脱線編を無理やり書いていただいた言い訳となるかなと思います。
では、「瀬戸屋になる -彩初窯市のこと-」ごゆっくりお楽しみください。
笠間工芸の丘 「彩初窯市」についてはこちら、紹介させていただいた作家さんたちも出ております。ぜひ遊びにいらしてください。